【インタビュー】IELTS6.0に独学で一発合格したReina。その秘訣とは？

IELTS6.0に独学で一発合格、その後アメリカのコロラド州立大学に留学したReinaは、現在スペインでフリーランスとして活躍をしています。

「追い込まれないと勉強できない」というReinaはある事を繰り替えし行うことで、目標点を一発で達成できたといいます。IELTS6.0達成までの道のりはどのようなものだったのか、また現在はどのようなキャリアについているのか、お話をお伺いしてきました。

インタビュー目次

1. Reinaってどんな人？英語を勉強したきっかけは？
2. IELTSの勉強はどうだった？
3. 英語の勉強で役に立った勉強法は？
4. 留学生活について
5. 今後のReinaの英語学習と生活について
6. 編集後記

Reinaってどんな人？英語を勉強したきっかけは？

私は香川県出身で、典型的な日本の家庭で生まれ育ちました。英語を勉強しようと思ったのは、たまたま高校に入学した時に英語の点数がよく、英語進学クラスに入ったのがきっかけでした。

ある日、高校の研修旅行でオーストラリアに行く機会がありました。たった2週間のオーストラリア旅行だったんですが、今まで勉強してきたことが全然通じなくて、悔しい思いをしました。またその時に、英語圏の文化に触れ「Taylor Swift（テイラー・スウィフト）」が大好きになりました。

当時は毎日のようにテイラー・スウィフトの曲を歌っていました（笑）よく英語で話していると「発音上手だね」と言われるのですが、これはテイラー・スウィフトの曲を歌うために練習した成果だと思っています。

歌うのって音がたくさん繋がっているので難しいじゃないですか。歌詞を見ながら何度も歌っていくことで、英語を話すための口の動き方が体得できたのだと思います。

オーストラリアの研修がきっかけで、歌・ドラマや映画というように、どんどん英語圏の文化にハマっていくようになりました。その後、大学受験の時期が来て、受験勉強に追われていました。これまでの勉強の成果で、センター試験でも英語だけは高得点だせるようになっていました。

大学は香川大学の教育学部に入って英語の先生を目指すことに決めました。今は全然違うことをやっているんですけどね…（笑）教員免許もちゃんと持っています。

IELTSの勉強はどうだった？

なぜIELTSの勉強をしたのか？

大学に入ってから英語が好きだったので、休み期間だけの短期留学をしたり、外国人が集まるパブでバイトしたりしていました。ホントは長期留学に挑戦したかったのですが、両親が反対していて、なかなかできませんでした。留学を決意した時は大学3年生でした。

大学3年時に長期留学にどうしても行きたくて両親を説得しました。金銭的なことも踏まえてIELTSは1回だけ受けることにしました。

IELTSを勉強し始めた当時の英語力はどれくらい？

そうですね…。あまり試験を受けていなくて、うろ覚えなのですが、大学入学時のTOEICは750点でした。
そこから短期留学も重ねていたので、IELTSを受ける前にはもう少しTOEICのスコアが高かったのではないかと思います。

IELTSの勉強方法とその結果は？

大変だったのですが、1回しか受けられないのがわかってたので、必死でした（笑）私の場合、追い込まれたら本領を発揮できるのですが、普段から継続的に勉強するのは難しいというタイプだったので、IELTSの勉強は参考書を買って行いました。

参考書に使ったのは、「Cambridge IELTSシリーズ」でした。学校の図書館から借りて勉強していました。

一番勉強したのは、音読ですね。数えられないほど音読をしていました。その甲斐あってか、私はリスニング（L）、リーディング（R）、スピーキング（S）、ライティング（W）だと、圧倒的にリスニングがよかったです。その次はスピーキングだったので、リーディングの勉強は苦労しました。

またスピーキング力をあげるために、毎日「レアジョブ英会話」を使ってオンライン英会話でレッスンしていました。3ヶ月くらい勉強して、本番の試験で一発の受験で合格することができたときは、とても嬉しかったです。

英語の勉強で役に立った勉強法は？

これは2つあって、先程も話したのですが音読、それと反復法で単語を覚えるということでした。

・音読
音読をするときは最初は発音は気にせずに声に出して読みます。その時、読みながら理解できなかったり、上手く発音できなかったところにチェックを入れます。

理解できなかったところはおそらく文の構成が分かっていないところですので、もう一度そこに戻ります。発音できない単語は、リーディングだけでなくリスニングで出てきてもわからない単語ということなので、GoogleやYouTubeで発音を検索して練習しました。

そのあと、詰まるところなくスラスラ音読できるまで何度も音読します。

これを繰り返すことで、リーディングの理解度が上がるだけでなく、発音も自然に気をつけて話せるようになります。

またこの練習はスピーキングの練習にもなります。できるだけ音読で口を英語の発音に慣らしておくことで、自然と英語が口から出るようになりました。

・反復法
高校時代に英語の単語テストの勉強をやっていて、その時に反復法を使うようになってから英単語が覚えられるようになりました。それまでは、テストの次の日に忘れてしまったりして、もったいないと思ってたんですよね。

反復法で英単語を覚えるときに毎日ページ数をずらしながら数をこなしていきます。例えば1日目は1ページだけ、2日目は1・2ページ目、3日目は1・2・3ページといった具合です。

一回にかかる時間は15から30分で、そんなに長くないのですが、繰り返しおこなっていくうちに単語力がついたのは嬉しかったです。

留学生活について

IELTSをせっかく受講したのですが、結局アメリカのコロラド州立大学に留学することになりました。実際の現地の大学生とまじって授業を受けるという感じだったので、刺激になりました。

ディベートのクラスで「中絶はいいのか？」みたいなトピックがでてきたことがありました。日本人はどちらかといえば、人それぞれだよね、と完結させることが多いのに対して、現地の大学生は、ひとつのテーマに対してしっかり意見を持っていました。

日本に帰国してから、「英語じょうずだね」と言われることが増えたのですが、これは私のアメリカ留学で現地の学生とたくさん話したからだと思っています。

就職活動について

アメリカから帰国する直前に、英語が使えること・東京にあることを軸にインターンシップを探しました。無事、インターンシップが見つかり、数カ月後に東京で就職活動を始めました。

私の就職活動の軸は、「英語が使える」「マーケティングが学べる」という形で探していました。当時から自由に生きれるようにフリーランスで働くことを視野にいれていたので、パソコンがあれば働ける仕事としてマーケティングがいいかなと思いました。

その後、日系企業への就職を決めたのですが、社会人として1年間働いたのですが、ウェブマーケティングの仕事をしながら英語のスキルを使えませんでした。やっぱり英語が使えるところがいいと思い、外資系企業に就職しました。

今後のReinaの英語学習と生活について

英語に関して、今は勉強はしていません。フリーランスの仕事でクライエントとやり取りする時に使っているのみです。

現在は、場所に縛られず働くためにスペインでフリーランスとして働いています。スペインのバルセロナには一度旅行で訪れたときの雰囲気が気に入っていて、インターナショナルな環境で英語以外の文化を学べるという理由で決めました。

フリーランスでは、日本語と英語を活かした翻訳の仕事やウェブマーケティングの仕事を受注したりして、会社員の給与まではしっかりと稼げるようになりました。

スペインでは海外でフリーランスとして働いている人も多いので、同じ境遇にいる人に出会えて毎日刺激になっています！ 今後ですが、スペインのワーキングホリディのビザは1年間なので、スペインでビザを取得するか別のヨーロッパの国（ドイツ、オランダなど）への渡航を検討しています。

編集後記

今回のインタビューで印象に残ったのは、Reinaが「テイラー・スウィフトの曲を歌っていたら、発音がうまくなった」という話でした。実際に彼女と会って英語を話すとわかるのですが、ここまで発音が上手な日本人は滅多にいません。

またインタビュー中に彼女がこっそり教えてくれた、「なぜ今フリーランスになったか」という理由に、「今やっても、5年後やっても変わらないと思った」という回答がありました。実際に彼女の高い言語能力を武器に、世界で生きていることに感銘を受けました。

現在スペイン・バルセロナの日常からフリーランス事情について話しているブログがあります。仕事の依頼も絶賛受付です。興味がある方はぜひ一度ウェブサイトを確認してみてください。
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