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IELTSライティングTask 1で高得点を稼ぐ方法【理解することが第一歩】

IELTSライティングTask1で高得点を稼ぐ方法
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こんにちは、IELTS-A-ROOM管理人です。

IELTSで比較的点数が取りやすく安定して成果を出せる分野として知られているのが「ライティングTask1」です。今回は、ライティングTask1で高得点を獲得するために抑えるべきポイントをまとめました。

✓本記事の内容
・IELTSライティングTask1について知る
・IELTSライティングTask 1で高得点を稼ぐコツ

IELTSライティングTask1について知る

まずライティングTask1の概要、問題の種類と傾向、採点基準と注意点について説明します。知っている項目があっても採点基準だけは何度も復習するようにしましょう。

IELTSライティングはジェネラルとアカデミックで問題が異なります。本記事ではアカデミックを主に取扱い説明していきます。

ライティングTask1の概要

まずライティング Task1は図をみて特徴を読み解き説明をするテストです。

問題 図をみて傾向を説明
文字数 150文字以上
時間 約20分
配点 ライティングTask2より比重が少ない

ライティングTask1は英語力というよりかは、図をみて分析を行い構成を組み立てる能力が必要とされています。

配点に関しては、非公式な見解ですが、ライティングTask1はTask2の2倍スコアが違うとされています。そのため、ライティングTask2と合わせて与えられている1時間の時間配分を調整することをおすすめされてます。

どの割合でエッセイを書くかは自分で決めれますのでライティングTask1を練習してTask2に時間を割けるようにしましょう。

図の種類と出題傾向

IELTSライティングTask1のパターンは折れ線グラフ、円グラフ、棒グラフ、表、地図、ダイアグラム(5パターン)とこれらの組み合わせのパターンでできています。

IELTSテストで出題率が高いと言われているのが、折れ線グラフ・円グラフ・棒グラフの3つで、一方出題率が割と低いといわれているのが、表、地図とダイアグラムになります。

IELTSライティングタスク1の種類

IELTSの語学学校に訪問した時に聞いた話ですが、近年は『円グラフ』の出題率も高まっているそうです。

Aaron
Aaron
勉強の時間がない場合は、グラフ問題(折れ線グラフ、円グラフ、棒グラフ)を中心に対策を行うようにしよう

IELTSライティングTask1の採点基準

IELTSの採点基準を理解することで、どのように自分の短所を補いIELTS対策をするか、またどのように自分の長所を伸ばして点数を稼ぐかを考えていきます。

これは自分で行うしかないので、IELTSライティングTask1の模試テストを自分で行ったら、ひとつひとつの採点基準を確認していく癖をつけましょう。

英語の説明にはなりますが、BRITISH COUNCIL(ブリティッシュ・カウンシル)が試験対策のコツを動画で出しているので、こちらも参照ください(動画:試験対策)

1.タスク達成度(Task Achievement / Task Response)

問題文に対して答えが書けているかを確認しましょう。IELTSライティングTask1では以下3つがタスク達成度として重視されています。

  • メインの特徴をまとめているか
  • 必要に応じて比較ができているか
  • 文字数は150文字以上か

問題文の構成:
You should spend about 20 minutes on this task.

(図の説明:こちらは毎回異なります)

Summarise the information by selecting and reporting the main features, and make comparisons where relevant.

Write at least 150 words.

これに加えて、タスク1では「Clear Overview(わかりやすい概要)」「Accuracy(グラフのデータとの整合性)」も重要です。

2.内容の一貫性(Coherence and Cohesion)

ここでは文章構成が論理的か・適切な順序で説明ができているか・接続詞(Linking words)と類義語の置き換え(Substitution)ができているかが評価されます。

文章構成が論理的か、適切な順序で説明ができているかに関しては、英語力と関係ない部分となります。自分で最も気づきにくく、対策がしづらいので注意が必要です。文章構成に苦労している人は英語ができない人でも大丈夫なので、親やオンライン英会話の先生などに確認してもらうのもひとつの手です。

接続詞は一度覚えてしまえば、あとは使い回すだけで対策ができます。

また類義語の置き換えは、問題文を見た時に「どういう言葉を使うことができるか?」をリストアップすることで同じ言葉を繰り返し使わずに済みます。

3.語彙力(Lexical Resource)

類義語とコロケーション、品詞を使いこなせるようにしましょう。

類義語(シノニム)はシソーラスを使って覚えることができます。特に長期戦でIELTSのテストに挑む場合、単語を覚える時に類義語もいっしょに確認するようにクセづけましょう。

コロケーションとは組み合わせのことです。例えば、罪を犯すは”comit the crime”という動詞と名詞がセットで使われます。”make the crime”や”do the crime”とは言いません。単語を覚える時は例文を確認すると便利です。

また品詞にも気をつけるようにしましょう。似たような意味を持つ単語でも、名詞・副詞・形容詞・動詞で形が異なるパターンがあります。もし品詞が間違えていると減点の対象となります。

4.文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)

文法の正確性だけではなく、文法の知識(過去形~未来系)を使えるか、また他の文法構成が使えるか、複文を用いているかが評価されます。

評価は間違えた数ではなく、impact of errors on communication(コミュニケーションをする上でのエラーの影響)を加味して行われます。

様々な文法構成
・Comparative(比較)
・Conditionals(仮定法)
・Modal Verbs(助動詞)
・Passive tense(受動態)

文法構成では以下4つの文法が使いこなせるかが評価されます。ライティングTask1では比較と受動態が用いられることが多く、この2つが正しく使えるようになることが点数アップのカギです。

複文
接続詞や関係代名詞、例を使って単文だけではなく、複数の意味を持つ文章を構成させましょう。

例)
単文:These days, everyone has a mobile phone.

複文:These days, people of all generations have mobile phones, especially smartphones, because you can do so many things with them.

IELTSの評価基準がわかれば、優先して伸ばすスキルがわかるようになります。

参照:IELTS(アイエルツ) スコアの採点基準【必読】

IELTSライティングTask1の注意点

IELTSライティングTask1の注意点をまとめておきますので、定期的に減点の対象になっていないか確認してください。

  • 語数の規定(150語以上)を下回ると減点
  • ライティングで時間は60分与えられるのでTask1 & 2の時間配分は各自で行う
  • アメリカ英語とイギリス英語のスペル:どちらかに統一せずに一緒に使うと減点の対象
  • 短縮形の表現は減点の対象
  • すべてテンプレを覚えて書いたかのようなエッセイは減点
  • 読めない文字は減点

IELTSライティングTask 1で高得点を稼ぐコツ

エッセイの構成

IELTS Writing Task1の構成

IELTSではエッセイの形が大体決まっています。

ライティングTask 1の場合は2パターンで、イントロダクションの後にOverview(概要)を持ってくるか、最後のパラグラフにConclusion(結論)を持ってくるものがあります。

私たちのおすすめの構成はイントロの後にOverviewを持ってくる構成となります。その理由として、Overviewで言ったことの内容を各パラグラフでカバーするような構成にする必要があるためです。

IELTSを勉強している人のなかには、「意見のぶれ」に悩まされる人もいると思います。Overviewを始めに書くと、詳細を書く際の道標となってくれます。

またIELTS-A-ROOMブログではielts-simonのウェブサイトを参考にしており、Simon先生によるとOverviewをイントロの後に持ってくる理由として、「論理構成がカンタン」、「Overviewの優先順位が高い」としています。

参考:IELTS Writing Task 1  where to put the ‘overview’(IELTS SIMON先生)

傾向を掴む分析をする

IELTSライティングTask1では、プロセス図のように、ひとつひとつのプロセスを説明していくのは稀です。ほとんどの図の場合は、メインの特徴とそれを裏付ける詳細を説明する流れとなっています。

そのため、うまく分析ができるがカギです。分析によって、ライティングの書きやすさも決まってくるからです。

分析をするときに確認することとして必ず確認することを2つあげておきます。

  • 比較ができるか?
  • 度合いが表せるか?

慣れないうちは日本語でもいいので分析する時間を作りましょう。分析するポイントが5個以上思いついたら、英語に変換すれば150文字程度になります。

実例を使って分析してみます。

The graph below shows the amounts of waste produced by three companies over a period of 15 years.

参照:IELTS Writing Task 1: ‘waste graph’ answer

グラフをみて言える特徴を箇条書きにしていきます。

  • 全体のゴミの量は24トンに対して、21トン程度と少なくなっている。
  • 一番ゴミの量が多い年は2015年、Company A以外はゴミの量が増加している。
  • 2000年にゴミの量が少なかったCompany Cは2015年に1番多くゴミを出している
  • Company Cの2000年と2015年のゴミの量を比較すると4トンから10トンと2倍以上異なる
  • 一方でCompany AとCompany Bは、15年間で5トン程度のゴミの量の削減に成功してい
  • 緑は2000年から2005年の間にゴミの量が増えたが、2005年以降は著しい減少をしており、2015年では一番ゴミの量が少ない

こういった形で繰り返し特徴分析を行うことが点数アップに繋がります。

時間管理

ライティングTask 1&2では合わせて1時間与えられていますが、ほとんどの場合は時間が足りずに終わってしまうことが多いのではないでしょうか?

対処法としては時間が足りるように訓練をしましょう。最初は時間がかかっても練習すればできるようになります!

IELTSライティングTask1の時間管理対策として、私が実際に行っていたものを2つあげます。
(1)配点が高いTask2から解答する

これは時間が全く足りないという人におすすめの方法です。

Task1とTask2だと点数の配分が異なります。そのため、Task2から着手して終わらせることで残った時間ギリギリでTask1を解くというものです。

IELTS-A-ROOM管理人のAkiの場合は、はじめは全く時間が足りなかったので、この方法を利用していました。

しかし、時間ちょうどぐらいで追われるようになってからは、Task1を終わらせて残りの時間すべてをTask2に使いたいために、最終的にはTask1から解くというスタイルに戻りました。

(2)分析の時間を作る

先程のトピックでIELTSライティングTask1では分析が重要であるということを述べました。

色んな方法がありますが、Simon先生が提唱しているのは以下の方法です。

最初の5分
質問を読み、チャートを理解していることを確認し、重要な情報を強調表示してから、質問を言い換えて紹介文を書いてください。

次の5分
「全体像」を探してください。情報を要約して2文を書いてください。

最後の10分
具体的な詳細を説明してください。見栄えが良いので、この部分を2段落に分けてみてください。各段落に5分を費やすことができます。各段落に3文を書くことを目指してください。

Aaron
Aaron
Simon先生の方法はステップ形式で段落ごとに進めていくイメージになるよ
Aki
Aki
私は最初の7分で分析をして、一気に書き上げるスタイルを取っていたよ

どの方法が正解かはわからないので、自分にあった方法を試して行く必要があります。

効果的な添削

独学だとなかなか自分の間違いに気づくのは難しいので、オンラインまたは通学形式のスクールを利用したほうがいいでしょう。私が実際に利用したことがあるおすすめのオンラインスクールと通学スクールを紹介しておきます。

おすすめのオンラインスクール

おすすめの通学スクール

まとめ

本記事ではIELTSライティングTask 1で高得点を稼ぐコツとして、IELTSライティングTask1について理解を深めること、大枠の流れや添削方法などについて述べてきました。

感想や疑問はツイッターやコメントで受けていますので、お気軽にご連絡ください!

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