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IELTSリーディング時間配分の考え方【ステップ別】

IELTSリーディング時間配分の考え方
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Aki
Aki
IELTSリーディングの時間足りなくて終わらない…
Aaron
Aaron
リーディングの時間管理法を考えてみたよ

こんにちは、IELTS-A-ROOM管理人(@IeltsRoom)です。

先日、Twitterにて「IELTSリーディングの時間配分」について質問をいただきました。

私たちのIELTS受講歴のある知人や英語の先生に質問していくなかで、おすすめできる方法が見つかったので皆さんに共有します。

本記事は、ステップ別にリーディング時間配分の考え方を記しています。ステップ1ができるようになったら、次のステップに移ることを推奨します。

IELTS6.5を目指すのであればステップ3まで行く必要はなく、ステップ2まで体得できることを目標にするといいです。

✓本記事の内容
・【基礎編】IELTSリーディングの時間配分の考え方
・ステップ1:問題文の取捨選択を行い、できる問題だけ解く
・ステップ2:27問の正解だけを目指す
・ステップ3:すべての質問に1分24秒で解けるようにする

【基礎編】IELTSリーディングの時間配分の考え方

まず、IELTSリーディングの構成とスコアの付け方について整理していきましょう。

IELTSアカデミックのリーディングは、以下の構成になっています。

・時間:60分
・設問:40問(3つの文章)

そのため1問にかけられる時間は「1分30秒」という驚愕の短さになっています。見直しの時間を4分ほど含めると「1分24秒」になります。

非公式ですが、IELTSリーディングのスコアの付け方の詳細を見てみましょう。英国出身・IELTS試験官のトレーニングを受けたという「Liz先生」が公開しているものです。

Correct Answers Band Scores
40-39 9
38-37 8.5
36-35 8
34-33 7.5
32-30 7
29-27 6.5
26-23 6
22-19 5.5
18-15 5
14-13 4.5
12-10 4
9-8 3.5
7-6 3
5-4 2.5

(参照:IELTS Band Scores: How they are calcurated

英国留学のために最低限必要なリーディングスコアは6.0であることが多いです。そう考えると、IELTSリーディングで23問以上正解する必要があります。

裏を返せば40問中17問は間違えても大丈夫ということです。そう思うとIELTSリーディングの攻略が少し楽になりそうです。

また読者の皆さんの精神的負担が楽になる話をしておくと、IELTS6.5を取ったからといってIELTSリーディングが時間通りに終わったり、全文の内容を理解しているわけではありませんでした。

IELTS6.5を獲得したときの私は、60分でIELTSリーディングを終わらせているわけではありません。また、全ての内容に自信を持って答えていたわけではありませんでしたw

でもそんな私でも1年半という長い期間を経て、IELTS6.5を取ることができました。

IELTSは試験時の精神的負担のコントロールも重要になります。その観点を踏まえて、IELTSリーディング攻略のための時間配分方法に進みたいと思います。

ステップ1:問題文の取捨選択を行い、できる問題だけ解く

ステップ1では、問題文の取捨選択を行い、できる問題に焦点を当てて解答していくことをおすすめします。時間のかかる問題や苦手な分野は思い切っては捨てます。

まず必要なテクニックとしては「問題文の分析」となります。文章の順番に質問が並んでいるものと並んでいないものにわけます。

■文章の順番に並んでいる問題のタイプ

  • All types of gap-fill (sentences, summaries, diagrams etc.)
  • True, false, not given
  • Yes, no, not given
  • Multiple choice
  • Matching sentence endings
  • ‘Short answer’ questions

■文章の順番に並んでいない問題のタイプ

  • Matching paragraph headings
  • Which paragraph contains the information?
  • Matching names with statements or information

(参照:IELTS-SIMON:IELTS Reading: when are the answers in order?

文章の順番に質問が並んでいないものは、探すのに労力がかかる可能性が高いので、思い切って飛ばしてみましょう。

次に解きにくいのが「True, false, not given」「Yes, no, not given」の質問です。Not given(文中に述べられてないのか)を見つけることが難しいためです。

これも難しいと感じる場合は飛ばして、後から解答するようにしましょう。

この問題文の分析を経て、時系列で並んでいて解きやすそうな問題を優先順位高く解くことができます。IELTSリーディングテストは問題によって配分が変わらないテストなので、時系列に並んでいる問題から解いていくのは有効的な方法です。

ステップ1において、優先する4つの問題タイプをまとめておきます。

・All types of gap-fill


(参照:Take IELTS Reading Question)

・Multiple choice


(参照:Take IELTS Reading Question)

・Matching sentence endings


(参照:IELTS-Simon’s vide course: Reading, Lesson 9)

・’Short answer’ questions

(参照:IELTS-Simon’s vide course: Reading, Lesson 8)

ステップ1のまとめ

問題文を分析し、時間のかからなさそうな問題から解きます。
優先する問題のタイプは4つです。
・All types of gap-fill (sentences, summaries, diagrams etc.)
・Multiple choice
・Matching sentence endings
・’Short answer’ questions

ステップ2:27問の正解だけを目指す

ステップ1では優先順位を決めて問題を解く方法を紹介しました。次に目指すのは目標スコアを勝ち取る方法です。

他のスコアとの配分にもよりますが、リーディングで6.0を目指すのであれば23問の正解、6.5を目指すのであれば27問の正解が必要です。ここでは2つの時間配分方法をお伝えします。

ここでは心理的負担が少なくなる方法を取ることをおすすめします。本番では見えない精神的負荷がかかります。

「問題解けなかった…」と落ち込んでいる時間ももったいないので、自分がやりやすいと思う方法を選んでみるのがいいです。

ステップ1の優先順位以外のPassage 3を捨てる

これはIELTSリーディングで6.0から6.5を目指す人に合った方法です。IELTSは3つのPassageの中に40問が含まれています。

大体の問題数の配分は以下になっています。

Passage 1:1問目~14問目
Passage 2:14問目~26問目
Passage 3:27問目~40問目

Passage 1とPassage 2さえしっかり正解できればIELTSリーディングで6.0を獲得することができます。そのためステップ1で解答したもの以外の問題をPassage 3ではやらずに他の問題に時間をかけるという方法があります。

IELTSは昔からReadingのPassage 1が比較的易しく、Passage 3が難しいと言われています。これは各分野の単語を知ってるか知らないかにもよりますし、ホントに難しいかと言われると「必ずしもそうとは言えない」という状況です。

難しいと言われるIELTS Passage 3をほとんど捨てることで、Passage 1と2でできるだけ多くの正解を取りに行くことを狙う方法です。

問題を解いている途中でも時間で区切る

IELTSは3つのPassageに分かれているので20分ずつ振り分けるという時間管理の方法です。ただし、各パッセージでステップ1のやり方を踏まえて優先順位をつけていく必要はあります。

これのメリットとしては、各パッセージの得意・不得意に関わらず、すべての問題に着手できます。

IELTS6.5を目指す方は27問さえ正解できればいいので、全問題解けなくてもOKと考えて進めていくといいでしょう。

ステップ2のまとめ

「27問の正解だけを目指す」ために、2つの時間管理方法を紹介しました。

1) Passage 3を捨て、Passage 1と2に時間を使う
2)各Passageの時間配分を20分とし、解けなくても次の問題に行く

ここで重要なのは全問題を解けなくても大丈夫というマインドで望むことです。

ステップ3:すべての質問に1分24秒で解けるようにする

ステップ2では優先順位を決めた上で目標スコアを勝ち取りに行く方法を紹介しました。ステップ3ではIELTSリーディングで6.5以上を取るための時間配分を紹介します。

冒頭でも書いたのですが、リーディングを時間内にきちんと解答する場合、1問に対してかけれる時間は「1分24秒」程度です。

ですので、1問を1分24秒以内に解答する練習をします。またその時に不正解だと意味がないので、単に早く解くのではなく、正解を見つけながら早く解くという練習をします。

またどちらかといえば読むスピードをあげて解くという意味なので、理解してないのに早く読むのは止めたほうがいいです。

大きめのタイマーを置きながら解答すると習慣化されます。

この場合は、1分24秒以内に解答することを目指すので、精神的にプレッシャーも大きくなると思います。

ただ既にIELTS6.5以上を獲得できる英語スキルの持ち主であれば、早く読むということができれば点数も上がってくると信じてがんばりましょう。

ステップ3のまとめ

1問に対して1分24秒以内で解答する練習を行います。
タイマーなどで確認して時間を意識しながら解くようにしましょう。

まとめ

IELTSリーディングは時間との戦いです。わかりづらいところがあれば質問等お気軽にお待ちしてます。

優先順位をつけてIELTSリーディングの目標スコアを達成できることを願っています。

 

参考文献

Take IELTS Reading Test

・IELTS-SIMONのReadingビデオ講義(Reading, lesson 8 / Reading, lesson 9

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