インタビュー

【インタビュー】ニューヨークの大学に通うReiさんにIELTS6.5獲得までの対策を聞いてみた

ReiさんIELTSインタビュー

Reiさんは、ニューヨークにある大学に進学するためにIELTS Overall 6.5が必要となり、IELTSアカデミックを受験をされました。結果、定められていた期日よりも早く目標スコアに到達されました。

現在は英検1級、TOEIC965点、IELTS7.0といった実力の持ち主で、英語で可能性を広げるブログ「Reigo」を英語学習(英検、IELTSなど)に関して情報を発信されています。

今回はReiさんがIELTS6.5を獲得した当時のことを振り返りながらお話を聞いてきました。IELTSを勉強する上で欠かせない「単語」について、詳細に勉強法を聞いてきました!

話者プロフィール:Rei(@uver0527rei)さん
1997年生まれ埼玉県出身。高校3年生から英語学習をスタートするも英検3級不合格。専門学校に通いながら英語力を伸ばし続けニューヨーク4年制大学への正規留学前にIELTS7.0を獲得。大学ではマーケティング学を専攻し、成績優秀者として奨学金を受け取っている。現在「Reigo」で自身の英語学習や留学経験の情報を発信中。

ReiさんがはじめてIELTSを受けようと思ったきっかけを教えてください

アメリカの大学留学をするために日本外国語専門学校に通っていたのですが、その時大学に留学するために必要だったのがIELTS6.5の点数だったのでIELTSを受けることにしました。

専門学校全体ではIELTSの受験を8月末に予定していたのですが、自分で先に受けてみようと思いIELTSを6月に受験しました。

IELTSを受ける前のReiさんの英語力を教えていただけますか?

高校を卒業後、毎日のように英語の勉強をがんばった結果、英検準1級の実力でした。IELTS換算でいうと6.0くらいのスコアになります。

はじめてIELTSを受けた時には、英語の基礎知識となる単語や文法を理解していた状態になります。

アメリカ留学までに受験した IELTSの点数を教えて下さい

全部で3回、2ヶ月ほどの期間をあけて受験しました。

・6月:Overall 6.0  (L5.5 R6.5 S6.5 W6.0)
・8月末:Overall 6.5 (L6.5 R6.5 S6.5 W6.5)
・11月:Overall 6.5 (L6.5 R6.5 S6.5 W7.0)

最終的にアメリカ留学でIELTS6.5必要だったのは1月だったのですが、8月末の時点で目標のスコアの6.5が取れていたので安心しました。

大学から再び英語を勉強し始めるとリーディングやライティングが伸びない人がいるそうです。振り返って考えてみると僕のリーディングやライティングスコアが高かったのは、文法マニアのような形で英文法の勉強を行っていたからだと思っています。

英文法のトレーニングをしていたからこそ、リーディングやライティングに対する抵抗もなくなり、試験に挑むことができました。

今でも英文法は好きで2019年7月に発売された「英文解体新書」を読んで知識をつけたりしています。

IELTSを6.0から6.5まであげた勉強方法を教えて下さい

IELTS3500を使った単語の勉強方法

IELTS英単語3500
(Reiさんの単語帳。手垢がすごいことになってます)

まずはじめの2週間で徹底的にIELTSの単語帳を勉強しはじめました。

IELTS単語3500の著者である内宮先生というのが、自分の専門学校の先生でわかりやすい授業をしてくださったこともあり、その教材を使い単語を勉強し始めました。

電車や授業の隙間時間を利用して1日合計で2時間して6月から8月までの2ヶ月間で単語帳を終わらせることができました。

単語の暗記方法は、知らない単語のみをチェックして確認していくという方法でした。ただでさえ時間がないのに知っている単語に何度も時間をかけている暇はないと思っていたからです。

1単語あたり0.5秒で復習しき、全体的に広く浅く見直しを繰り返すことで濃度をあげていくというイメージで単語を覚えていきます。

具体的にはページをペラペラめくっていき3秒くらいで意味がでてこなければ覚えられないとみなして、覚えられなかった単語に印をどんどん足していきます。それでも覚えられない場合には傾向マーカーで線を引きます。

最終的に覚えられなかった単語のみ、付箋に書き写すということをやっていました。時間がない時や、混雑している電車でもページをめくらずに一瞬で復習できるので便利でした。

IELTS単語が覚えられなかった時
(単語が覚えられない時は付箋に書き写していったそうです)

IELTSリーディング

IELTSリーディング わからない単語

リーディングは公式問題集を10から12まで解きました。問題を解いた後の復習として、わからない単語はすべてノートに書き出すという作業を行っていました。

完璧主義の側面があるのかもしれませんが、わからない単語があるとストレスに感じてしまう傾向があり、単語を推測する力も大事だと知りながら、結局より多くの単語を知っていればラクになるという結論にいたりました!

IELTSリスニング

IELTSの勉強を始めた時、リスニングは聞き取れて入るのに、同時に複数のことが出来ずメモをなかなか取ることができない状態でした。

聞き取りをしながらメモを取れるようにするまでの特訓として、Youtubeで電話番号や住所、英語の名前の読み上げをして書き写すことを行っていました。

またリスニングでは聞き取れてはいるのに、正しいスペルか書けないことで点数を落としてしまうことがありました。公式問題集でスペルが書けなかったものをリスト化して練習をしていました。

あと本番用の対策として、試験問題を事前に読んでいました。セクション毎に時間があるので、セクション2から4まで穴埋め周辺だけ読んでいました。

ひとつのセクションの問題をしっかりと読み込むというよりかは、単語の勉強と似たように流し読みの速度をあげてセクション1の隙間時間にセクション2から4まで読んで、セクション2の隙間時間にはセクション3と4を読むという感じでした。読めば読むほど読解の精度が上がり読む範囲も広がっていく方法です!

IELTSスピーキング

スピーキングはオンライン英会話と専門学校の友達と毎日のように練習することによって鍛えました。

オンライン英会話は「DMM英会話」を使って毎日欠かさず練習しました。10,000分〜12,000分(1年6ヶ月)を継続して行うことでIELTSスピーキング6.5を獲得できるようになりました。

Reiさんのオンライン英会話の受講記録が載っている記事も合わせて読んでみてください!

>>>オンライン英会話を15000分やったので効果と勉強方法をまとめてみた

もうひとつのIELTSスピーキングの勉強方法は、専門学校の友達と勉強パートナーを作って練習することでした。

「IELTSメンター」というウェブサイトがあって、毎日パート1から3までを繰り返し練習しました。友達がパート1をやったら、自分がパート1をやって表現の言い換えや提案を行いました。答えに詰まってしまったトピックがあればアイデア帳に記載して、同義語も友達と出し合い、まさに切磋琢磨しながら学習をしていました。

「IELTSメンター」には当時240個くらいスピーキングのトピックがあったのですが、アメリカ留学までに2周することができました。勉強を続けていくと、IELTSにありがちな独特な問題に出会ってもひるまないようになりました

 

IELTSライティング

IELTSライティング

得意分野だったので伸ばしたいという気持ちはあったのですが、自分で添削するのが難しく「マイチューター」で添削してもらっていました。

120回分のレッスンを購入して毎日Task1とTask2を交互に添削してもらっていました。IELTSの採点基準に合わせてスコアをつけてくれるので、自分の苦手なところをすぐに見つけて改善していくことができました。

10回分くらい添削をしてもらった後にお気に入りの先生を見つけて、採点してもらったエッセイを印刷してファイルに入れて、復習するときに使っていました。

おすすめのIELTS教材を教えていただけますか?

ここでは僕が使っていた教材を3つお伝えします。

まずは上段でもお伝えしたIELTS単語3500です。これはどちらかといえば絶対やったほうがいいもので単語力が増えるだけで解答できる問題の幅が増えていきます。

次はケンブリッジ公式問題集です。僕は公式問題集を使って何度も練習を繰り返しました。またリーディングは解いて、わからない単語を全て調べてノートに書き写すなどを繰り返すことで単語力を高めていきました。

最後のおすすめはIELTSスピーキング・ライティング完全攻略です。サンプル解答の質が高くて勉強になります。

僕は6.5を目指していましたが、サンプルアンサーはできるだけスコアが高い7.5以上のものを確認するようにしていました。この教材では、モデルアンサーが8.0から9.0のものばかりだったので、模範解答を読んでいるだけで学ぶことができました。

公式問題集のスピーキング・ライティングの解答見本はサンプルアンサーの解答のスコアが目指しているスコアよりも低いことが多かったので、この教材から自分の語彙力、コロケーションやフレーズ強化をすることを意識しました。

これからIELTSを受ける人にアドバイスをお願いできますか

単語帳を覚えて文法の基礎がある状態の場合は「ライティング」に力をいれて頑張ってほしいと思っています。
ライティングの勉強のためにIELTSのBandスコアができるだけ高いサンプルスコアを読んで、フレーズを増やしていくことによってリーディングが読めるようになり、チャンクで覚えることでスピーキングでも使えたりと一石二鳥です。

Aki
Aki
文法の基礎があるというのは具体的にはどういう状態なのでしょうか?

そうですね…。まずは文章の構造や文型がわかっていること。そして「品詞」を理解することだと考えています。僕は高校3年生の段階でbe動詞もわからない状態でしたが、そこから文法を勉強して品詞がわかるようになったときブレイクスルーが起きました。手にとるように英語がわかるようになったという感じです。僕が英語を教えている学生も品詞を理解することでどんどん英語が伸びています!

>>>英文法は必要?英語学習の初めに絶対やるべき勉強方法

IELTSを受験している中で勉強がツラいと感じたことはあるのでしょうか?

ツラいと感じたことは…ないですね(笑)今もそうですがIELTS6.5を目指していた当時は、英語が楽しくて仕方ないという状態でした。

最初にIELTSを受験したときIELT Overall 6.0で目標スコアに届かなかったのですが、そこでもっと勉強すれば6.5に届くかもと思い、サボりに繋がるというよりもっと勉強しようと思いました。

今はIELTSを試験というより英語がどれだけできるかを推し量る指標としてみています。だからこそ、IELTSスコアが必要ではない今でも2日連続でIELTSを受けて楽しんでいるのだと思います。

最近受けたIELTSの感想を教えて下さい

日本への一時帰国に合わせて2日連続でIELTSを受験してきました。1日はペーパーベーステストで翌日にコンピューターベースのテストを受けてきました。

アメリカ・ニューヨークにある大学に通っているのですが、とても早い英語のリスニングを毎日行っていること、1週間で2~3回、2,000wordsのライティングを提出しているため、以前よりも難しくはないと感じるようになりました。

今回コンピューターのテストでは、コピー&ペーストや文字数が表示されるということもあり15分も時間が余ってしまいました。

また6月にも同じ会場でIELTSを受けたのですが、スピーキングのパート2で全く同じ質問がでてきたので驚きました。さすがにフォローアップクエスチョンは違ったのですが、IELTSは受講料も高く頻繁に受ける受講者を想定されていないこともあるのか、こんなこともあるのだと感じました。

Aki
Aki
コンピューターテストの感想はReiさんのブログからご覧ください

>>>紙よりいい?パソコンで受験できるIELTSを受けた感想【Computer-delivererd IELTS in 東京】

編集後記

今回のインタビューではReiさんから有益すぎる英語の勉強方法をお伺いできました!インタビューでは、実際Reiさんが使用した単語帳やノートを見せていただいたのですが、こんなに手垢で汚れることがあるんだ!とReiさんの勉強量には驚きを隠せませんでした。

まだ今もIELTSスコアを伸ばすために努力されている姿をみて、私自身もっと頑張らないとと気合いをもらったインタビューでした。

また何よりも印象に残っているのが「英語が楽しくて仕方ない」とおっしゃったことです!悩む間もなく、英語での生活をエンジョイできるのは素晴らしいと感じました。

Reiさんのインタビューがよかったという方は、SNSでシェアしてくださると更新のモチベーションに繋がりますm(_ _)m

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