IELTSリスニング7.5を取得するために必要な勉強法としては「聞き流し」が一番です。まずは意味がわからなくても、英語の音を聞ける状態になることが第一歩です!
IELTSリスニングで満点を目指すのであれば、IELTS教材の中にあるすべての文章をシャドーイングできるくらいの技量が必要だと思います。
ただ今このブログをご覧の皆さまは大学院留学のための「IELTS Overall 6.5」(または芸術関連だとIELTS5.5)の取得を目指されている人なので、まずは「聞き流し」の習慣を体得しましょう。
本記事では聞き流しに最適な方法を2つ紹介します。
✓Cambridge IELTSの教材
✓おすすめのポッドキャストやYoutubeを教材(無料)
IELTS Listening7.5を獲得するために必ずやること
冒頭でもお話した「聞き流し」です。
教材は、試験によくでてくるイギリス英語を使っているものがいいと思います。
リスニングの手法では、聞き流し、シャドーイング、ディクテーションという方法がありますが、一番ハードルが低く取り組みやすいのが「聞き流し」です。
自分のスキマ時間のすべてを聞き流しに使ってください!移動中は必ず聞き流し、家事をするときも聞き流し。毎日聞き流していると耳が音に慣れてきて、徐々に聞き取れるようになれます。
シャドーイングはIELTSのリスニングがすごく早く聞こえてしまい、Part 1からだけで精一杯という場合だと、とても大変な作業になると思います。またディクテーションは、紙とペンが必要で、まとまった時間が確保できないと勉強できないのがボトルネックです。
IELTS勉強において、大事なことは継続をすることなので、難易度が高く継続できなさそうな勉強は、自分のスキルが上がってから始めるというのがコツです。
IELTS Listening 7.5を獲得した私のレベルでいうと、Part 1~2まではしっかりとシャドーイングがついていける状態で、Part 3、4となると少し難しいので何度も繰り返し練習が必要というイメージとなります。
Cambridge IELTSを使ったリスニング方法
Cambridge IELTSはIELTS公式問題集です。このリスニングの音源を使って聞き流しをしていきます。
Cambridge IELTSのテキストですが、もし購入するなら最新版のものから購入していくのがいいです。私は学校の図書館にシリーズが揃っていたので、よく借りていました。
(※ここだけの話ですが、音源だけならYoutubeに上がっているので活用するといいでしょう)
実際のリスニングテストのスピードに近いので、本番に慣れるなら、このCD音源を聞き流すのがいいです!
公式問題集の中にはスクリプトも載っているので、もしスクリプトを読みながら勉強もできます。
ただ一つだけ難点があります。それは試験ならではの「待ち時間」が多いということです。その間は音が流れていないので非常にもったいないです。
問題文→(待ち時間)→サンプル問題→(待ち時間)→本番の問題
私は当時パソコンなどが好きだったので、この待ち時間を削ったファイルを携帯に入れて聞いてました。音源の編集に時間をかけたくないという人であれば、以下の無料教材を使った聞き流しをおすすめします。
聞き流しにおすすめの無料教材
BBCポッドキャストシリーズ
英語の聞き流しにはやはりBBCのポッドキャストがおすすめです。たくさんのチャンネルがあるのですが、大学院の自分の専攻に親しいものを選ぶと国際情勢のことも知れるし、リスニング能力もあがるので一石二鳥だと思います。
私は国際政治の専攻だったのでニュースをよく聞いていました。
・BBC Global News
・Six O’Clock News
・Radio4シリーズ
これらがおすすめだと思います!ニュースのような毎日更新されるものだと、毎日聞く習慣ができるのでいいです。
もし経済・経営などの勉強であれば、以下のものがおすすめです。
・World Business Report
・Business Matters
・BBC Trending
あと有名なものでBBCの「6 Minutes English」があるのですが、聞き流しという観点からすると再生時間が短いのであまり向いてないと思います。
聞き流しに最適なYoutubeチャンネル
英語勉強系のYoutubeチャンネルもおすすめです。私がおすすめしたいのは、ミスターダンカンの「Speak English With Misterduncan 」チャンネルです。
最近はYoutubeライブの割合が多くなってきましたが、昔のものに振り返ると、ある英単語の意味をひたすら解説したりしています。
またIELTS特化でいうと「Learn English with Emma [engVid]」というチャンネルも非常におすすめです。頻繁に更新されています!
Youtubeプレミアムに入るとCMがなくなるのととバックグラウンドで再生できるようになるので便利です。
聞き流しが負担に感じた場合のおすすめ教材
先程紹介したBBCの聞き流し、Youtubeチャンネルですが「早いでも少し理解できる」という状態だと楽しいのですが、全くわからないという状態だと継続が難しいと思います。
その場合はEnglish as a second languageというポッドキャストをおすすめします。これも聞き流してください!はじめは意味がわからなくてもなんでもOKなので、とにかくあなたの耳を英語に慣らしていきましょう。
このチャンネルすでに更新は止まっていますが、豊富なコンテンツがあるので飽きずに聞くことができます。
私が英語を勉強し始めたころ、このポッドキャストが紹介されていて聞いていたのですが、「話すスピード速すぎてついていけない…」と聞くのを諦めてしまいました。
ESLの英語は「1分間で60 words」、IELTSリスニングの英語は「1分間120 words」程度になります。速度は2倍違いますが、まずはESLで慣れてきたころに、BBCのEnglish教材などを聞き、ニュースに移行していくのがいいと思います。
英語の聞き流しにおすすめできないもの
IELTSリスニング向上のための聞き流しにおすすめできないものがあります。
・映画
・ドラマ
・海外のおもしろ系Youtube
息抜きとして見るにはいいのですが、実際のリスニングの英語よりも早い、使っている単語が違うことから、あまりおすすめできません。試験対策としておすすめできないだけで、勉強に疲れた時に見るには全然OKだと思います!
以上、IELTS Listening7.5を獲得するために必ずやるべき1つのこと「聞き流し」についてでした。
また『オックスフォード大学の大学院生のブログ』でIELTSリスニングで満点(9.0)をとったというみきさんのブログで、一番やったリスニング対策として「聞き流し」があげられています。
聞き流しだけで満点が取れるわけではないですが、私だけでなく他のIELTS受験者が聞き流しの重要と感じています。
ぜひ、今から聞き流しをしてIELTSのリスニングで高得点をとっていきましょう!