DMM英会話のIELTSコースを１ヶ月受講してみた【体験談】

こんにちは、IELTS-A-ROOM管理人です。

DMM英会話のIELTSコースを1ヶ月受講してみたので、感想を書いていきます。

結論から伝えると、『DMM英会話IELTSコース』はIELTSの目標達成のために受講する必要ないと思いました。

ただIELTSの試験対策を始めたばかりの人には役に立つこともあります。またDMM英会話の使い方によってはIELTSの点数アップに繋がると思ったので、詳しく説明していきます。

DMM英会話のIELTSコースとは？

DMM英会話のIELTSコースは2017年にスタートしたIELTS教材を使ってオンライン英会話の勉強を進めていくというものです。教材は、「Cambridge Guide to IELTS™ （公式ケンブリッジIELTSガイド）」を使っています。

DMM英会話には料金プランがいくつかあり、メインの枠組みとして「スタンダートコース」と「ネイティブプランコース」があります。

今回、私は「スタンダードプラン」といってアメリカ・イギリス出身の英語ネイティブの先生ではなく、フィリピンやセルビア、ガーナ、ボスニア・ヘルツェゴビナの先生に英語を教えてもらうことにしました。

プラスネイティブプランじゃなく、スタンダードプランを選んだ理由としては、前回のIELTS6.5を獲得したときにフィリピン人の先生をメインにオンライン英会話を進めており、それに対して不満がなかったためです。

実際にDMM英会話でIELTSコースを体験してみて、試験対策に役立ちそうなことも役立ちそうにないこともわかったので、皆さんに共有していきます。

DMM英会話のIELTSコースがおすすめではない3つの理由

1. 教材が事前に見れないため予習・復習ができない

教材として使っている「Cambridge Guide to IELTS™ （公式ケンブリッジIELTSガイド）」ですが、授業前に確認することができません。また授業が終わり次のレッスンを受けると見えなくなるため、復習にも使えません。

これは著作権の問題なのではないかという予測ですが、テキストを見ることができないのは個人的には嫌だと感じました。今日何をしたかというのを振り返ることができない、ということが割り切れる人であれば問題はないのですが、予習・復習を考えてらっしゃる人には、この教材は合わないです。

また、私が実際に受けてみて感じたネガティブなことは、予約方法がややこしいことでした。どのページをやったかを自分で覚えておき予約時に提示する必要があります。渡しの場合、レッスン01がSelf-studyといって自分で概要を把握するという３ページくらいのものなのですが、間違えてその教材で予約したときはやることがなくなりました…。

また授業中に該当箇所がサクッと終わってしまった場合、次のページを見るためには別のレッスンを受ける必要があるという手続きが面倒でした。

２．授業中にオーディオを聞いている時間がもったいない

4つの分野のうち3つの分野（リスニング、ライティング、スピーキング）でオーディオを再生して進めいていく形式になっています。たった25分しかないオンライン英会話で2分～以上オーディオを聞く時間があるのは、もったいないと感じました。

またオーディオを聞いてから解いていく問題の形式が間違い探しみたいになっています。例えば、トルコからきた学生のスピーキングテストのサンプルを聞いて、間違えている文法などを訂正するという感じでした。

そういった学生のサンプルですが、発音がいいわけではないので聞き取りが大変でした。また間違い探し形式の問題は、IELTSを勉強している人が間違った文法を覚えてしまう可能性があるので避けた方が無難です。

スタンダードプランだと実力アップに繋がりにくい

皆さんのDMM英会話の受講理由はIELTSスコアの目標達成を目指している人がほとんどだと思います。IELTS6.5以上の実力を持っている人限定ですが、スタンダートプランが物足りないと感じます。

IELTS教材に慣れてないためか、問題を理解しておらず、質問をしても答えられない先生も中にはいます。またフィリピンとセルビアの先生で話していて思ったのが、自分の方が英語うまいんじゃないかと思ったことでした…。

その先生からもらったレッスンノートも散々でした。

こういった先生に聞いてみるとIELTSを受講したことがないということです。また採点基準をしっかり理解していないことが多いので、スコアを伸ばすためのフィードバックが受けにくいです。

参考：IELTS（アイエルツ） スコアの採点基準【必読】

プラスネイティブプランに変更しても、採点基準がしっかりするとは限らないのですが、語彙力やイディオムなどを積極的に使ったり教えてもらったりすることで改善はできます。

DMM英会話を使ってIELTSの勉強をする方法

ではDMM英会話自体が使えないオンライン英会話なのかといわれると、全くそうは思いません。使い方次第でIELTSのスピーキング力を伸ばすことができます。

私自身、イギリス大学院留学のためにIELTSを勉強していたとき、当時DMM英会話歴が1年くらいあり、継続して続けていたためにスピーキングテストでは6.0以上のスコアを取得していました。

次にレベルに合わせてDMM英会話でIELTSスピーキング力を上げる方法を考えてみます。

IELTS初学者におすすめのDMM英会話の活用方法

前半で紹介した「Cambridge Guide to IELTS™ （公式ケンブリッジIELTSガイド）」は初学者のみ利用してもOKな教材です。

テキストを進めていくだけで、IELTSのルールがわかるような構造になっています。

全部で59レッスン分まで用意されています（Listening14レッスン、Reading18レッスン、Writing18レッスン、スピーキング9レッスン）。ただ2コマで1レッスンが終了するようなペースでした。

例えばこの教材で基礎を学んでいくと、IELTを理解するのに118日かかるので少し効率が悪いかと思いました

それであればIELTSパート1から3まで何度か繰り返し質問を見て問題を解くことをおすすめします。模擬テストを繰り返し行うことでIELTSの感覚が養われます。

IELTSの勉強を数ヶ月続けている人におすすめのDMM英会話の活用方法

IELTSのスピーキングの模擬テストを何度か行い、テスト形式がわかったら、文法を間違えないこと、ボキャブラリーを増やすこと、イディオムを増やすことに専念しましょう。

おすすめの方法としては、ニュースサイトを元にディスカッションするのがいいと思います。そうすることで、文法・語彙力・イディオムが鍛えられます。DMM英会話ではニュースが用意されているので活用するのもいいでしょう。

これ私がIELTSを学習していた当時にやった効率の悪い勉強方法なのですが、毎日ひたすらIELTSのスピーキング模擬テストをしていました。結局、毎日同じような単語や文法で説明をすることになるため、英語力の底上げに繋がりませんでした。

まとめ

DMM英会話自体はとってもいいサービスなのですが、使い方次第でIELTSテストに効率よく挑めるかが変わってきますので注意が必要です。

また今回紹介したやり方以外にも皆さんの勉強スタイルに合う方法もあると思うので、ツイッター・問い合わせ欄からご意見お待ちしております。

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