IELTS Writing Task1のダイアグラム(diagram)って出題頻度が低く、他の棒グラフ・円グラフなどとパターンが異なるので、難しいと捉えがちですが、実はそんなことはありません。
ダイアグラムによっては、棒グラフ・円グラフと同じような勝ちパターンを見出すことで、IELTSのWritingセクションで7.0も夢ではありません。
IELTS Writing Task1とは?
まずはIELTS Writing Task1の傾向について概要を触れておきます。
IELTS Writing Task1のパターンは線グラフ、円グラフ、棒グラフ、表、地図、ダイアグラムとこれらの組み合わせの6パターンでできています。この中で出題率が割と低いといわれているのが、地図とダイアグラムになります。
そのため、まだ線グラフ、円グラフ、棒グラフ、表の対策が終わっていない人は、まずそちらの対策をしっかりと練ることをおすすめします。IELTS添削などで目標スコアの+0.5を取れた人はダイアグラムも勉強していきましょう!
IELTSのダイアグラムとは?
ダイアグラムとは、情報を整理し象徴的に線描など幾何学的に図示したものを指す(Wikipediaより)。なんだか難しいのですが、簡潔にいうと「フローチャート・図」みたいなものです。
出題は以下の形で出てきます。
問題文:
You should spend about 20 minutes on this task.
The diagram below shows how the Australian Bureau of Meteorology collects up-to-the-minute information on the weather in order to produce reliable forecasts.
Write a report for a university lecturer describing the information shown below.
You should write at least 150 words.
(参照:Cambridge IELTS 1)
ダイアグラムが難しいと感じてしまう理由としては、
✓描かれているものが随時変わるので対策がしづらい
✓どこでパラグラフを分けていいのかがわからない
…などのものがあげられると思います。
「天気はわかるけど、虫の生育フローの単語なんてわからない」という感じです。対策としては、どの分野でも役立つような文法表現を覚え、日々の学習で単語力を磨くことが必要です。
IELTSダイアグラム攻略のための構成
こちらはどのIELTS Writing Task1にも共通しますが、以下の構成で解答を作るようにしましょう。
ダイアグラムの難しいのは、図をみただけではどこでParagraph(段落)を分けていいかわからないことです。Writing Task1のはじめの5分を使ってもいいので、何を伝えるのかを決めてから執筆することが重要です!
IELTSダイアグラムで役立つ表現
受動態(Passive Voice)を使う
これはWriting Task1でよく言われますが、特にダイアグラムでは受動態を使うことをおすすめされてます。
ダイアグラムで受動態を使う目的は、
✓ダイアグラムの主人公は人ではなく「モノ」がメインであるため
✓アカデミックの世界では受動態で自分の意見が入らないように見せる必要があるため
✓試験官に幅広い文法ができるという事実を証明するため
…などという理由になります。
じゃ、どういう時に受動態を使わないといけないの?
強調するポイントによって異なるよ!
Active(能動態) : He stole my bike.
Passive(受動態):My bike is stolen by him.
この場合だと、彼にバイクを盗まれたという事実よりも、私のバイクを盗まれた事実に着目をしたいときにPassive Voice(受動態)を使うイメージです。
接続詞の表現を覚える
ダイアグラムは他のグラフや表とは異なる接続詞(conjunctive)を使用することになります。他のグラフはどちらかといえば、◯◯年にこうなった、比較するとという接続詞を使うのが一般的ですが、ダイアグラムでは「次のステップ」を伝える接続詞を使えるようにします。
イメージは以下の写真です。
★はじめの導入を表す接続詞
First of all
Firstly
The first step / stage is
★次を表す接続詞
After that
Then
Next
In the next stage/step
Following this
Subsequently
★終わりを表す接続詞
Finally
★便利で使える接続詞
Before
After
Once
以上です。
ご覧いただき、ありがとうございました!
本記事で紹介したダイアグラムの模範解答は、IELTS simon先生のホームページから確認できます。(IELTS Writing Task 1: process diagram essay)