大学時代にオーストラリアの大学に留学されたもりぞー(@englishinform)さんは、2008年にオーストラリアの1年間の留学のためIELTSとTOEFLを受験されました。
結果IELTSではなくTOEFLで留学に必要な目標点数を達成し、オーストラリアのウーロンゴン大学に留学されました。
本記事ではもりぞーさんのIELTS/TOEFL受験の体験談、オーストラリア留学時のお話をお伺いしました。
インタビュイー:もりぞーさん(@englishinform)
京都府出身。中学時代に英語の先生に一目惚れしたのがきっかけで英語を勉強するようになる。英文科の高校、外国語大学(英語専攻)に進学後、留学のためIELTS・TOEFLを受験。TOEFLで必要点数をクリアし、1年間オーストラリアに留学した。
現在は兵庫県在住。「English-info」で英語の情報を配信中。
インタビュアープロフィール:Aki(@IeltsRoom)
IELTS-A-ROOMの運営者。大学(政治学専攻)→イギリス大学院留学→海外勤務→東京勤務→IELTS-A-ROOMを立ち上げ。
大学院留学のためIELTSを勉強を始め必死に勉強した結果、2年の月日をかけIELTS6.5を獲得。当時の辛すぎた経験を共有することで、IELTSの金銭的・精神的負担を少しでも軽減できるよう奮闘中。
もりぞーさんが英語を勉強したきっかけは?
早速ですがもりぞーさんが英語を勉強するようになったきっかけを教えてください!
そのまま高校では英文科に進学し、神戸にある外国語大学(英語専攻)に進学しました。
オーストラリアに留学した理由とは?
たしか大学時代に留学されてましたよね?どのように留学を決意されたんですか?
ちょうど友人がオーストラリアのウーロンゴン大学に留学していて情報もたくさんあったので、その大学のTESOL(英語教授法)コースに行きました。
もりぞーさんのIELTS/TOEFLを受ける前の英語力、受験後のスコアは?
大学入学時はTOEICが670点でした。
それ以降は留学前にスコアが必要になった時まで受験してませんでしたね。
留学する前のIELTS/TOEFLの点数は?
はじめはTOEFL PBT(ITP)を受験しました。その時の点数は550点とか…3桁の数字だった気がします。IBTでいうと80点くらいの点数かな…。
当時、TOEFLの制度の移行期でPBT(紙ベース)とIBT(コンピューターベース)の両方が受験できたんですよね。
※現在TOEFL PBTのテストは一般受験できず、ITPとして学校の試験などで使われています。
実はこの時に少し勉強すれば目標点数の「IELTS6.5/TOEFL100」を達成できるだろうという自信があったんですよね(笑)
でも現実は難しかったです。
結局3回受けて、TOEFL iBTのスコアは「107」点でした!
もりぞーさんのIELTS/TOEFLを受験した感想は?
うろ覚えですがリスニングとリーディングは目標点数を達成しているのに、ライティングだけ5.5という点数でした。
2・3回受けても同じ点数だったので、これは厳しいなと…。
大きな違いはライティングです。
TOEFLの①Integrated Taskはライティングなのにリーディングとリスニングのスキルが必要で、解いていて楽しかったです。
僕が留学したオーストラリアの大学はIELTS/TOEFLの両方のスコアを受け入れてくれたので、どちらかにこだわらずに両方受けてみてよかったなと思っています。
もりぞーさんの英語力はどうやって伸びたの?
外国語大学で英語を専攻していただけではないですよね?!
毎日朝9:00~夜9:30の閉館ギリギリまで図書館にいました。空き時間も図書館で英語を読んだりしていました。
即興でのスピーチもやっていたので試験を受けた時にスピーキングやライティングのアイデアに困ることもなかったですね。
普段からTOEFL/IELTS向けの勉強をしているわけじゃなかったですが、スコアが伸びたのは日々の勉強のおかげだと思います。
もりぞーさんのIELTS/TOEFL対策のための勉強法は?
TOEFLは参考書は結構ありました。単語帳、各パートに分かれた参考書があったので購入して問題を解いてましたね。
一方でIELTSは参考書がなくて、大学にある公式過去問集で問題を解いてました。
参考書に頼らない、おすすめの勉強法とは?!
特に英語力がついたと感じる方法をいくつかあって…
そのうちの1つが「ナショナルジオグラフィック」などTOEFL/IELTSで出てくるような文章を毎日読んでいました。
その後にライティングのトピックを元に、大学の教授にプルーフリーディングを依頼して、自分の書いたエッセイを何度も見てもらったことですかね。
単語の勉強方法は?
あと単語の勉強ってどのようにされてましたか?私の世代が過渡期だと思っていて単語って書いて覚えろって言われてたんですよね。いまは多分そんな指導はしてないと思うんですけど。
なのでめっちゃ書いてましたね(笑)
書いて覚えることもあったんですが、毎日していたリーディングからわからない単語をまとめたリストを作成していました。
今もう一度単語を覚えるなら、何度も大量にインプットを毎日やる手段を挑戦したいものですー!
ディクテーションによってリスニング力を伸ばした
ENGLISH JOURNALを毎月購入してCDを聞きながらディクテーションをやっていました。
あと大学のクラスで通訳の授業が日々シャドーイングとディクテーションも行っていましたね。
留学前に知っておけばよかった勉強は?
僕がオーストラリアで受けたTESOLのコースでアカデミックライティングを学びましたが、各段落に主張を入れる、nominalisation(動詞の名詞化)をすることで客観的なライティングにするなどの方法がありましたね。
日本の公教育では英語のアカデミックライティングの書き方を学ぶ機会がないので、意識して学んでいくことが大事だと思います。
オーストラリアの留学生活について教えてください
私はIELTS6.5で自信満々に留学したんですけど、イギリスのアクセントが聞き取れず泣きそうになりました涙
留学中に大変だった授業とは?!
レクチャーとディスカッションが両方あるタイプの授業で…はじめのクラスとか全く議論に入れないんですよね。毎回ショートレポートの提出もあったりして大変でした…。
ただ優しい人って気にかけてくれるので、この授業のおかげでオーストラリア人の友だちができ、プルーフリーディングしてもらったり、遊びに行ったりすることはできました!
そういえば、この留学は交換留学だから大学の単位認定とかはないんですよね?
ウーロンゴン大学として単位は取得できますが、がんばって成績を取得しても日本の大学の成績には関係なかったです。
ただ単位認定に関わらず、留学中はいい成績残してやろうと思って必死に勉強してましたね。
アボリジニの授業はギリギリで合格くらいの点数だったと思いますが(笑)
オーストラリアでは寮生活を送っていた
あと私生活ってどんな感じだったんですか?ホームステイか、寮か?
留学後の生活について
帰国して同期が働きはじめて教員になった人たちの話を聞いた時に、楽しそうじゃないと感じてしまって。
結局は民間企業で輸入の仕事ができて、英語の文章を日々読む必要がある部署に配属されました。
4つの試験すべてTOEIC990 TOEFL100 IELTS7.0 英検1級を目標点数として競ってました。
帰国後にIELTS6.5(L6.5R6.5S6.5W6.5)到達しました!
もりぞーさんからIELTS受験をする人へのアドバイス
まずIELTSは英語で情報をしっかり集めて対策することをおすすめします。
10年前と比べてIELTSの情報はかなり多くなったので、独学でもある程度まで点数が伸ばせると思いますが、まだ日本語の情報は少ないと思います。
なので海外のIELTSブログ、YouTubeを活用して勉強していくのがいいと思います。
僕のようにIELTSよりTOEFLがいいと感じる人や、その逆もあると思うので、目標点数を達成するために両方受けてみることをおすすめします!
編集後記
今回はIELTS/TOEFLの両方を受講したもりぞーさんにお話をいただきました。留学条件にIELTS/TOEFLがある人には役立つ話になると思います。
もりぞーさんがIELTSを受験されたのは10年以上前ですが、試験勉強対策でなく普段から英語と向き合う大切さを教えていただきました。
もりぞーさんのインタビューがよかったという方は、SNSでシェアしてくださると更新のモチベーションに繋がりますm(_ _)m
もりぞーさんのブログ「English-info」の紹介
もりぞーさんはTOEIC/TOEFL/IELTSに関するブログを運営されています。
それぞれのカテゴリでわかりやすく情報が探せるので、気になる内容があればぜひもりぞーさんのウェブサイトをみていってくださいね!